今週の聖書と御言葉

2006年1月30日 ヨナ書3章1〜10節

「心変わりの神」

 ヨナ書は、預言書に属するのですが、他の預言書とは、どこかちがいます。神様は、このヨナを預言者として、たてるんですが、どうもてこずります。預言書は一般的に、預言の言葉がほとんどの内容を占めています。ところが、ヨナ書の中で彼が語ったメッセージと言えばたった一言です。「あと40日すれば、ニネベの都は滅びる」(3:4)。ですから、この書では、預言者の言葉というよりも、ヨナのうなじの硬さ(これは、我々の頑固さである。)に、神が対応していく物語の展開を通して神がどのようなお方であるか、我々に語る。神は、驚くなかれ、我々の信仰の反省が、神は、思いなおされる、心変わりをする神であることを語っているのである。真の神の御心は、とは何なのかが私たちに対して語りかけられています。  憐れみ深い神様の心を動かすものとは、何か?「神は彼らの業、彼らが悪の道を離れたことをご覧になり、思い直され、宣告した災いをくだすのをやめられた」(3:10)とかかれてあるように、神は、心を変わられた。しかし、それがおもしろくなかったのがヨナです。「40日すれば滅びる」と宣告したのに、そうならなければ自分は偽預言者になってしまいます。彼は、「死んだ方がましだ」と訴えます。ここでヨナが忘れてしまっているものは、ついこの前まで自分が神に反逆していたということです。あのまま陰府に下っても何の文句も言えない者なのに、神は思い直して自分を救ってくださり、もう一度神の僕として用いてくださったということです。「神は恵みと憐れみの神であり、忍耐深く、慈しみに富み、災いをくだそうとしても思い直される方」(4:2)だということをわすれてしまったのでした。自分が救われたことはすっかり忘れてしまっているのです。私たちは自分の罪深さと神の憐れみをすぐに忘れるうなじの硬いものです。あたかも、昔から正しく生きていたかのように、すぐ隣りに座っている人を裁いてしまうものではないでしょうか。

This Week's Sermon

November 13, 2005
英訳の説教要旨がなければ、このページは日本語だけでもいいかもしれません。

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